【観光士が教える】世界の消費者トレンド2021|観光業にインパクトを与えるトレンドを考えてみた!

世界の消費者トレンド2021
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「世界の消費者トレンドとは?」

「世界の2021年最新トレンドとは?」

「消費者トレンド2021の観光業に与える影響とは?」

今回は、市場調査会社ユーロモニターインターナショナル社が、発表した「2021年世界の消費者トレンドTOP10(Top 10 Global Consumer Trends)」について解説します。

世界の消費者トレンドとは、そして2021年最新トレンドと観光業に与える影響について考えます。

以下の点を紹介します!

・世界の消費者トレンドとは?

・世界の消費者トレンド2021

・最新トレンドと観光業への影響

世界の消費者トレンドTOP10(Top 10 Global Consumer Trends)とは?

「世界の消費者トレンドTOP10」は、ロンドンに拠点を置く国際的な市場調査会社「ユーロモニターインターナショナル」が毎年発表する世界で注目される消費トレンドを10個にまとめたレポートです。

観光業界は、いわゆるサービス業に位置し、今後訪日観光客を誘致する上で、このような世界的な消費トレンドを基に施策を行う必要があります。

ICTの拡大、物欲的消費からの脱却、余暇の追求など、消費者の価値観やトレンドが大きく変化する中、観光業界も常に変化する必要に迫られています。

世界の消費者トレンド2021の概要

・「コロナパンデミック」と「再生」、新たな生活様式と消費者の安定した生活

・「社会」「環境」「経済」というトリプルボトムラインを支える目的主導型の取り組みに期待を寄せる(より良い復興を目指して)。およそ70%の企業・有識者が、「消費者はCOVID-19発生以前よりもサステナビリティに関心を持つようになるだろう」と回答している。

・自分の都合に合わせて思い立ったときに日々の用事を済ませたり、店舗で買い物をする手軽さと、パンデミック発生以前は当たり前だった簡便さを切望する(利便性を渇望する消費者たち)。

・再び自然とつながり、気分転換やレジャーのため、また、安全に人と交流するために屋外に目を向ける(屋外に憩いを求める)。

・自宅に居ながらにして外の世界とつながったり、実店舗で安全に買い物をするためにデジタルツールを活用する(フィジタルリアリティ)。

・新たな柔軟性を手に入れたことで、個人の都合や事情に合わせて日々のスケジュールを組むことが可能に(時間を上手に使う)。

・メディアや政府に抱く不信感や誤った情報への拒否感が高まり、自分たちのニーズを最優先させるようになる(せわしなく反抗的な消費者たち)。2020年、世界の消費者の29%が「政治や社会問題に積極的に関わっている」と回答している。

・非接触型サービスや優れた衛生基準とともに、衛生や免疫力の向上を助ける製品を求める(安全至上主義)。

・より充実した生活や強い精神的回復力を求め、人生の優先順位や自己を見直す(振り回されながらも前に進む)。2020年、消費者の73%が、心の落ち込みやメンタルヘルスが日常生活に与えている影響は「中程度」から「深刻」であると回答している。

・家計管理に慎重になり、付加価値があり、尚且つ手頃な価格の製品やサービスを購入する(思慮深い倹約家たち)。

・遠隔での共同作業が可能になったことで、「働く場所」の定義が見直される中、新たなワークライフバランスを模索する(自宅が新たな仕事空間)。パンデミック発生前の2020年初頭には、世界の消費者の半分以上が、「仕事(もしくは学校)と私生活を明確に線引きしている」と回答していた。

引用:Business Wire

今回の「世界の消費者トレンド2021」白書は、コロナウィルスパンデミックが大きな焦点となっています。

大きく分けると、

コロナ禍における社会・環境・経済の「サステナビリティ」

コロナ禍における安全で充実した生活・働き方の追求

コロナ禍における消費者の利便性の向上

に分けられます。

「社会・環境・経済」3つの視点から持続可能性を高める活動は、SDGsの拡大とコロナ禍において大きく重要性を増すでしょう。

また、コロナ禍において提言される新たな生活様式について、精神的・経済的・政治的にも満足いく充実した生活と働き方が求められます。

その際、ICTやデジタルの拡大による消費者や人々の生活文化に大きな影響が加わることは必須でしょう。

【考察】世界の最新トレンドが与える観光業への影響

絶対に欠かせないのは「サステナビリティ」|持続可能な観光地域づくり

観光業界だけでなく、世界的に「サステナビリティ」は大きなテーマとなっています。

オーバーツーリズムや自然・生活環境の破壊など国際観光の発展に伴い、多くの課題点も浮き彫りになっています。

観光特産品の開発、観光コンテンツ醸成、観光客の誘致の際など、必ず「地域」と「観光客」の双方に利益があり、かつ持続可能で再生可能な施策も根底に据え置く必要があるでしょう。

▼関連記事:持続可能な観光開発とは?そのポイントを解説▼

「屋外に憩いを求める」自然アクティビティの拡大と経済効果の追求

日本は、魅力的な四季や多くの自然資源を持つ一方で、それらを活用し収益を生み出すような観光コンテンツが少ないことが課題として挙げられます。

グリーンツーリズムや自然アクティビティなど、自然環境で安全に距離をとった余暇も増えることが予測されます。

今後は、自然環境の持続可能性を担保しつつ、自然資源を活用した新たな強みとなるコンテンツを作ることが重要です。

▼関連記事:グリーンツーリズムとは?自然環境での新たな観光地域づくり▼

安全・健康的な商品を「フィジタルリアリティ」で購買へ

ただ単に作った商品では売れなくなっている時代、個人のニーズに則した商品開発は重要な要素となります。

目の肥えた消費者によるベジタリアン食品や信用ある安全性の高い商品の購買など、より消費者の購買意識に目を向けることは必要です。

また、オンラインとリアルの境界を無くした「フィジタルリアリティ」が普及し、消費者に対するアプローチはよりデジタルに重きが置かれることになるでしょう。

▼関連記事:リアルの消費者に対するロイヤリティの向上も重要!▼

「自宅が新たな仕事空間」となる、ワーケーションの促進も!

会社へ出向かず、家や旅行先、思い思いの場所で働く「ワーケーション」なども普及すると考えられます。

日本ではまだ少ないワーケーション対応の施設ですが、今後観光地やホテル、旅館などでの仕事・ワーケーション支援も大きな市場となるでしょう。

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