通訳案内士・旅行ガイドがなくなる!?|通訳ガイドは、「自分」を出すべき

「通訳や旅行ガイドは、もう必要ない!?」

「通訳案内士は、年収が低くて、、」

一般的に、観光業界の年収は低い傾向にあることは重大な問題ですが、通訳案内士・旅行ガイドの年収が低すぎて、それだけで生活していくことは難しい現状です。(コロナも相まって)

よく聞かれる「通訳案内士・旅行ガイドは、AIや翻訳サービスに取って代わられる」という言説。

今回は、この意見に異を唱え、今後、通訳案内士・旅行ガイドがどう仕事をし、観光業界を盛り上げられるか考えます。

以下の点を紹介!

・通訳案内士/旅行ガイドはなくなる!?通訳案内士/旅行ガイドが生き抜くためには

・通訳案内士/旅行ガイドが活躍するプラットフォーム

【大変!?】通訳案内士・旅行ガイドはなくなる?

「通訳案内士・旅行ガイドは、AIや多言語翻訳サービスに代用可能」

という意見を耳にすることは最近増えたのではないでしょうか?

また、ある調査によると、約6割の通訳案内士の年収は200万円以下という結果もあります。

今後、低賃金労働で、デジタル技術に取って代わられる可能性のある通訳案内士・旅行ガイドですが、本当になくなることはあるのでしょうか?

二極化する可能性も、通訳案内士・旅行ガイドの今後

「稼げる通訳案内士・旅行ガイド」「新米でなかなか仕事が貰えない通訳案内士・旅行ガイド」と大きく分かれ、今後も二極化が激しくなる可能性があります。

二極化が広がることで、給料面から参入しづらく、従事者の人材不足に繋がる危惧もあります。

また、通訳案内士・旅行ガイドの給料相場は、ランク別に経験年数から決められるため、新米通訳案内士・旅行ガイドは、最初低賃金からのスタートを余儀なくされます。

通訳案内士・旅行ガイドという仕事自体はなくならずとも、AIに代用できる部分は費用削減に繋がるため企業も、通訳案内士・旅行ガイドを積極的には採用しなくなる可能性はあるでしょう。

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通訳案内士・旅行ガイドが生き抜くためには

通訳案内士・旅行ガイドが今後活躍していくためには、

  1. 副業として活躍し、フリーランスに
  2. 企業や観光客をファンにする
  3. 自分を発信するメディアを持つ

通訳案内士・旅行ガイドは、多業種と比較しても、給料面や業務内容などハードな部分も多い職業です。

本業と兼ねて、副業として通訳案内士・旅行ガイドを行うことも一つの案です。

通訳案内士に登録している方でも、実際に活躍されているのは4分の1程度とも言われています。

また、通訳案内士・旅行ガイドとして活躍する上で、関わった企業や観光客を自身のファンにするよう努力することも必要です。

今の所、活躍・経験年数で給料や行える業務の幅が限られるため、一人でも多く仕事を繋ぐ人脈を作ることは重要です。

そして、自身を発信する自身のメディアを持つことは、今後更に重要性を増すでしょう。

自身のファンを作ることにはじめ、SNSやブログ、自身のWebサイトを通じた観光客からの仕事依頼も見込めます。

今後、個人観光客が増加する中で、企業が派遣する通訳案内士・旅行ガイドだけでなく、信頼できる実際の個人と直接繋がることも重要になっていきます。

通訳案内士/旅行ガイドが活躍するプラットフォーム

個人観光客の増加に伴い、通訳案内士と旅行ガイドは、今後より密にサービスを提供し合う関係になる可能性もあります。

観光客自身がラクに通訳案内士のサービスを依頼できるようになり、通訳案内士・旅行ガイドの個人の顔が重要性を増すようになるでしょう。

また、通訳案内士・旅行ガイドへのファン化も起こる可能性があります。

このような状況から、企業が提供する通訳案内士・旅行ガイドより、フリーランスのように、そして観光客をリピーター・ファンに出来る通訳案内士・旅行ガイドが必要になっていきます。

現在のところあまり市場にない、通訳案内士・旅行ガイドを簡単に観光客自身が選び、サービスを依頼するシステムは、今後通訳案内士・旅行ガイドのキャリア形成の自由化を促進し、個人観光客がストレスフリーに観光出来るものとなるでしょう。

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