【観光士が教える】MICEとは|コロナ禍におけるMICEの提言をわかりやすく解説

コロナ禍におけるMICE開催
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「MICEとは?」

「MICEの市場規模は?」

「コロナ禍におけるMICEの取り組みは?」

今回は、今更聞けない重要キーワード「MICE」について解説します。

また、MICEの取り組みやその課題感なども併せ、今後のコロナ禍におけるMICEの活用についてわかりやすく解説します。

以下の点を解説

・MICEとは

・MICEの市場規模や取り組み

・MICEの今後の展望

MICEとは?

・M(Meeting)/I(Incentive Travel)/C(Convention)/E(Exhibition・Event)

コロナ禍以前は、大きな注目度があった「MICE(マイス)」。

では、MICEとは何でしょうか?

MICEとは、

M(Meeting):企業などの会議や話し合い

I(Incentive Travel):企業などが行う報奨・研修旅行

C(Convention):国際機関や学会などが行う国際会議

E(Exhibition・Event):イベントや展示会など

の頭文字を取った言葉です。

MICEは主に、多くの人を集客できるようなイベントで、その経済効果やイベント後の人々や自治体、団体との繋がりを期待し誘致する事例が多くあります。

MICEの3つの効果

◆ビジネス・イノベーションの機会の創造

多くの財団や企業、要人などが集まるMICEはそれだけ人の交流やビジネス機会の創出に繋がります。

◆地域への経済効果

MICEの開催地域における宿泊、飲食、観光、会議収益などの経済効果は大きなものが期待できます。

また、MICEは長期的なプログラムも多く、地域に落ちるお金が一般の観光客と比較し多いことも挙げられます。

◆国・都市の競争力向上

MICEは、その性格上「国や都市が切磋琢磨する情報共有の場」として機能します。

また、国や地域への経済効果や知名度上昇なども期待され、国や都市の競争力向上という面も効果として挙げられます。

MICEの市場規模

2019年の国際MICEによる総消費額:9,228.6億円

2016年-2019年の国際MICEによる総消費額は、上り傾向を示しており、2019年には最高の約9,228.6億円に達しました。

その中でも、M(企業会議)の項目が全体に占める割合は年々増加しており、2019年には41%となりました。一方で、C(国際会議)は年々減少しており、全体に占める割合は39%。I(報奨・研修旅行)も若干の減少が見られ、2019年には3%。E(イベント)は、ほぼ横ばいに転じているが、15~20%程の割合を占めています。

参考文献:観光庁 令和2年度MICE消費額等調査事業

MICEの課題

・MICE誘致における総合的なマーケティングの強化及びマネジメント力の向上

MICE開催における課題点としては、その分野における市場調査やMICE開催の意図やターゲット選定、どういうオプションやインセンティブがあり実施されるかなどをマーケティングの視点から考えることが挙げられます。

例えば、MICEを誘致しても地域への資金還元率が低いこと、また十分な施設不足で想定するターゲット層を引き込めないことなどは大きな問題点とされ、台頭するアジア各国にMICE市場で負けてしまう構図にもなっています。

産官、だけでなく産学官連携によるMICE誘致により、地域を巻き込み、また世界各国から持続可能なMICEと地域開発として発展・支持されるようになるでしょう。

MICEの取り組み事例

参考:日本政府観光局(JNTO)コンベンションの誘致・開催支援

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コロナ禍における新たなMICEの提言

・キーワードは「リアル×ヴァーチャル」と「持続可能性」

コロナ禍において、社会活動が急激に変化しました。それに伴い、MICEの存在意義や運営方法なども以前のものとは変化しています。

コロナ禍におけるMICE開催で重要なキーワードは、「リアル×ヴァーチャル」と「持続可能性」です。

「リアル×ヴァーチャル」の重要性が増している

コロナ禍において急激に利用増加したオンラインコミュニケーションツール。

しかし、全てがオンライン上で完結出来る(又はして良い)と考えることは不可能です。

実際、オンラインだけでは分からないことも多くあります。そういった状況下で、「リアルで出来ること」の重要性が増加しています。

今までは、長移動をしてただ座るだけの講演を聞いたり、わざわざ遠くの観光地に来たけど想像よりつまらなかった等、期待と現実のギャップが存在していました。

今後は、「リアルで体験すること」に新たな付加価値を付け、わざわざ来てもらうことを大切にMICE誘致を実施することが重要です。

「持続可能性」は、コロナ禍と今後の社会に必須!

近年では、MICEの施設利用やそれに関わる社会・環境・文化などへの配慮もする必要があります。

MICEで利用するために新たに大規模な施設を建築したり、改修工事を行うことは良いことかもしれません。一方で、住民や国民の税金を使用し、その資金の循環計画もないまま進むプログラムあり、それでは地域の利益になりません。

老朽化した施設や規模が小さい施設などは、異なる用途で使用したり、ヴァーチャル上のMICE開催で補えるとこは補い、小さい施設は重要なリアルの場として提供するなど、試行錯誤で使い方は異なります。

地域の視点に立って、何がメリットとなるか、その中でMICE開催にどう付加価値を提供できるかなど、ここでもマーケティングの視点は重要になってくるでしょう。

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