自転車を活用した地域づくりをしませんか?
最近では、サイクルシェアサービスも広まり都内ならどこでも自転車で周遊・観光できるようになりました。また、健康増進や利便性の高さから自転車に乗り通勤・通学をする人も増えています。
今回は自転車を活用した観光施策「サイクルツーリズム」についてご紹介したいと思います。
記事の内容サクッと
・自転車を活用した「サイクルツーリズム」
・「サイクルツーリズム」そ推進する観光事例
目次
サイクルツーリズムとは?
「サイクルスポーツ誘致」と「快適なサイクリング体験」
国土交通省の定義する自転車を活用した観光施策「サイクルツーリズム」は
「サイクルスポーツ誘致」と「快適なサイクリング体験」
という2つの側面を持っています。
「サイクルスポーツ誘致」は、ヨーロッパで盛んなサイクルスポーツ(ex.ツール・ド・フランスetc)大会を日本国内にも誘致し、
観戦目的の観光客を集め地域と連携した経済及び地域活性化を推進すること。
「快適なサイクリング体験」は、国内外のサイクリストにとって快適なサイクリングを楽しめるような地域づくりやサイクルツーリズムのコンテンツ醸成を通じ、多くの観光客に訪問してもらい経済及び地域の活性化に取り組むことだといわれています。
サイクルツーリズムのメリットとは?
国土交通省は、平成29年「自転車活用推進法」を施行しました。この法案で主に4つの自転車を活用した理念が定義づけられました。
サイクルツーリズムのメリットとは、、一体何なんだ??
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サイクルツーリズム実施状況の調査結果
・「サイクルツーリズム」に取り組む自治体の割合:61.5%
・「サイクリングツーリズム」の環境整備、イベントの開催に取り組む割合:20~30%
全国サイクルツーリズム連携推進協議会が実施した「地方自治体におけるサイクルツーリズム施策に関する調査」において、計画中・検討中を含め61.5%の自治体がサイクルツーリズムに取り組んでいるという結果があります。
一方で、レンタル/シェアサイクルの整備やサイクリングMAPの制作、自転車イベントの開催等に取り組んでいる自治体は20~30%代と未だ低い水準を保っているということが分かります。
サイクルツーリズムに伴うサイクリングロード整備やロードMAPの整備に関して、ノウハウ不足や予算不足による阻害要因が目立つが、今後はサイクリストだけでなく健康増進等身近な話題から一般観光客を巻き込み、観光コンテンツとして造っていくことが期待されています。
出典:ツール・ド・ニッポン(一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン)
サイクルツーリズムの観光事例
「ツール・ド・ニッポン」
株式会社ルーツ・スポーツ・ジャパンは全国の自治体と共同でサイクルツーリズムプロジェクト「ツール・ド・ニッポン」に取り組み、独自の「地走地消」構想を掲げています。
「地走地消」構想
サイクリストが「地域を走り」「地域に触れて」「地域で消費する」ことを旨に、
サイクリストにとって快適で価値ある体験を提供すると同時に、地域自治体にとっての経済効果をもたらすプロジェクトを創造しています。
サイクリングコースの共有アプリ「ツール・ド」の開発やガイドサイクリングやレース等一般市民参加型の自転車イベントや地域ならではの観光資源を生かした体験・交流プログラムの企画等様々な自転車に係るサイクルツーリズムイベントに携わっています。
「健康しが」の実現と環境保全意識の醸成
滋賀県では、自転車散策による地域の魅力発見や地域との交流を支援する機会創出等のサイクルツーリズムに取り組んでいます。
また、子供から高齢者まで楽しむことのできる自転車が体力向上や健康増進に繋がるという健康情報の発信や琵琶湖周辺や滋賀県の豊かな自然や動植物等に触れ、自然環境の保全に意識向上に取り組んでいます。
参考:滋賀県自転車活用推進計画
「川越市自転車シェアリング」
川越市がサービス提供する「川越市自転車シェアリング」は、観光地として有名な川越市の観光客と市民の足となっています。
商業施設や観光施設、病院等の公共施設等に自転車ステーションが設置されており、「川越で遊ぼう」というスマホアプリを使うことで、街の観光地情報やグルメ情報、現在地のルートを確認することも出来、自転車とスマホだけで川越市を観光できます。
参考:川越市自転車シェアリング
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まとめ:自転車を活用した観光「サイクルツーリズム」で、健康増進と環境保全を!
今回は、自転車を活用した「サイクルツーリズム」について紹介しました。例えば、2次交通が普及していない地域等は、自転車を活用した地域づくりを推進することで観光客と地域住民との交流を促進し、経済と地域の活性化に貢献することが出来ます。
また、健康増進や環境に優しい交通手段の普及により、さらに自転車を活用した「サイクルツーリズム」が普及するでしょう。「サイクルツーリズム」を地域の稼ぐコンテンツとして醸成し、さらに地域住民の健康と地域資源を守る活動が行われて欲しいです。
ぜひ、小回りの利く自転車を活用した観光地域づくり「サイクルツーリズム」を行っていきませんか?
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参考:国土交通省HP