日本人から見た日本|「観光立国」としての日本に関する考察

日本のイメージ 観光/旅行

「どんな日本のイメージがある?」

「日本人って、~だよね」

でも、その「日本のイメージ」って、、

実は、「観光立国」としては間違っていませんか??

以下の点について紹介します。

・日本人から見た日本に関するイメージ調査

・調査結果に対する「観光立国」からの視点

日本に関するイメージ調査

マクロミルが2017年にインターネット調査をした「日本に関するイメージ調査」

・日本人の日本に対する「好感度と好きな所」

・日本人の日本に対するイメージについて

・2020年の東京五輪までに改善すべき日本の諸事情

日本が大好き日本人!

日本が「とても好き」:49%

日本が「まぁまぁ好き」:42%

全国の20代~50代1000名に調査した結果、日本人のおよそ91%が「日本が好き」という結果になり、日本人の母国に対する愛着、誇らしさの高さが分かります。

日本の好きなところは??

「日本のどんなところが好きか嫌いか」についての項目では、

位:「治安が良いところ」

・2位:「四季があるところ」

位:「食」

位:「トイレがきれい」

・5位:「温泉」



日本人の日本に対するイメージは?

日本人の考える日本人の特徴

・1位:「時間に正確」(84%)

・2位:「勤勉」(84%)

・3位:「仕事が丁寧」(80%)

日本人の特徴で好ましいもの

・1位:「親切」(99.4%)

・2位:「仕事が丁寧」(98.6%)

・3位:「礼儀正しい」(98.3%)

2020年東京五輪に向けて、日本の改善点は?

・1位:「日本人に英語が通じないケースが多いこと」

・2位:「標識や案内に英語の表記がないこと」

・3位:「公共交通手段の利用方法、料金が分かりづらいこと」

・4位:「電車が混雑していること」

・5位:「無料Wi-Fi環境が少ないこと」

日本のイメージに対する考察|「観光立国」としての視点

・「日本の好きなところは?」

的外れな日本に対するイメージと「観光立国」としての考えの乖離

日本全国どこを見ても、「観光業による交流人口の増加と経済活性化」を目的に、観光地の整備やインバウンド観光客の誘致、プロモーションなどを行っています。

一方で、上記アンケート調査の1~5位の項目は、

「観光立国」として日本人が好きで誇りに思う項目

に妥当でしょうか??

1位の「治安が良いところ」は、確かに日本は世界各国や先進国の中でも治安が良いかもしれません。しかし、ただ「治安が良い」だけで観光客はやってきません。むしろこれは、「付加価値」です。海外には、治安や衛星状態が悪くとも、素晴らしい観光地がある所には、毎年多くの観光客が訪れます。

2位の「四季があるところ」は、観光資源としてどうでしょうか?

海外にも「四季」があります。また、日本人ならともかく海外の観光客の受入増加を図る際、観光客が年中日本にいることは考えられません。

3,5位は観光資源として魅力あふれる項目である一方、4位の「トイレがきれい」は、ただ面白おかしい話だとしか言えません。海外には、日本のトイレは奇異にうつるようですが、「トイレ」を求めてお金を払い日本に来てくれる外国人はトイレマニアだけかもしれません。

▼関連記事:日本の観光地域マーケティングの課題点▼



・「日本人の考える日本人の特徴」

→過去の事業体制への固執|「観光立国」で生きるには?

「時間に正確」「勤勉」という項目が上位に挙がることで、本当に観光客が日本を訪れるようになるでしょうか? 

疑問符が残ります。

高度経済成長や急激な人口増加により多くの人が旅行をする時代になった昭和から平成の時代、団体旅行やパッケージツアー、画一的な旅館の宿泊サービスなど、多くの旅行客に効率的に対応することが求められました。そして、画一的で誰にでも良質なサービスを時間通りに提供することが良しとされました。宿泊施設のまとまった時間の朝食などはその名残です。

しかし、個人観光客のニーズが増加したことや外国人インバウンド客の増加により、観光客それぞれのニーズをしっかりと聞き対応することが求められています。このような観光の消費動向において、決して「時間に正確で勤勉」ということでは観光客の増加は見込めません。

「仕事が丁寧」という項目も、画一的な日本人向けのサービスを提供していた時代から、各個人や外国人観光客のニーズを分析し個別に対応することが求められています。実際、外国人から見た「おもてなし」は、不愉快且つ冷たい雰囲気があるという意見もあり、これは画一的で個人の要望に則さない旅行・宿泊サービスの名残と言えます。

・「日本人の特徴で好ましいもの」

→増加するインバウンド観光客を相手にする

「親切」「仕事が丁寧」「礼儀正しい」などは、一見日本人が誇る「おもてなし」に通ずるものと思うかもしれません。

一方で、1~3位の日本人が思うような「おもてなし」の特徴は、インバウンド観光客の評価に必ずしも合っていないと言えます。

外国人観光客の視点では、日本の「おもてなし」は押し付けがましく、融通が利かない、不愉快だという意見もあります。

外国人それぞれのニーズを的確に事前に察知することは難しいですが、個人の寄り添いニーズに対応することが大切です。

▼関連記事:「おもてなし」の考えを変える時▼

・「2020年東京五輪に向けて、日本の改善点は?」

→観光業や観光地づくりの「本質」を捉えよう

特に、日本人は「英語などの多言語化」「交通手段や利便性」などを真っ先に観光整備として行う傾向にあります。

実は、これらの整備は最重要課題ではありません。

当然、標識の多言語化や交通手段の利便性を向上することは重要ですが、

重要課題として観光地の観光資源の整備を行う必要があるのではないでしょうか?

一般に、文化資源に傾注する傾向にある日本の観光資源をもっと多様性に富んだものにして、観光客の増加を促すことがもっとも重要であり、交通や多言語化などの周辺サービスは同時進行あるいは観光資源の整備後に行うことが最適です。

▼関連記事:新しい観光マーケティングとは?▼

参考:市場調査メディアホノテ

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