地域の日本企業や飲食店などのWEBマーケティングを支援する中で、
「WEBに関する施策」に課題を持つ方々が多くいます。
そして、農林水産業に関わる方々は特にWEB施策に対し課題感を持って、どうユーザーに商品を届けるかに苦心しており、ワイナリーも同様の課題に瀕しています。
目次
ワイナリーに立ちはだかる課題
■国内の主要ワインメーカーの46.5%が販路拡大に課題感を持つ
■ワイン愛飲者の高齢化と若者のワイン離れ
全国の主要ワインメーカーを対象に、東京商工リサーチが行ったアンケート調査によると、国内主要ワインメーカーの46.5%がPR不足などで、「国内販路の拡大・維持」を最重要課題に感じています。
ワインメーカーの主な販売先は、最も売上比率が高いチャネルで「スーパー・コンビニ・酒店」で33社(構成比44.6%)となっています。
次いで、自社店舗での直販(イベント販売含む)が25社(同33.8%)でした。
一方で、未だネット販売に取り組む企業は少ないのが現状です。
ただ、近年では、日本のワイナリーでもECやネット上でのワインの醸造の紹介から販売まで行う企業が多くなっています。
また、若者の酒離れも深刻になっています。
株式会社バザールが実施した調査によると、
59.8%が「月に1回以上お酒を飲む」 24.7%は「まったく飲まない」
という結果になりました。
4人に1人がお酒を飲まなくなっている現状があり、ワイナリーはいかにワインをユーザーに届け、少しでも興味を持ってもらうような施策が重要になっています。
ワイナリーが目指すマーケティング未来
■自社店舗での直販やネット販売による「ワイナリーのブランディング」
■ワイナリー独自の醸造~開発ストーリーを明確にする
■ユーザーの消費志向を調査し、求められるワインをを作る必要も
■ワインツーリズムやワイナリーツアーを通じたワイン体験を提供する
日本のワイナリーが取り組むマーケティング施策、その目標は
「日本のワインやワイナリーに興味を持つファンを醸成すること」です。
その為に、ワイナリーは主に4つのマーケティング施策を行う必要があります。
①自社店舗での直販やネット販売による「ワイナリーのブランディング」
今後のワイナリー活動は、ただ美味しいこだわりのワインを製造して終わりというものではなくなります。
ワイナリー自体が、自社商品をマーケティング思考により販売していくことが重要です。
その為には、自社リソースや外部委託でWEB販促人材やマーケティングを行える人材の登用が必須条件となります。
②ワイナリー独自の醸造~開発ストーリーを明確にする
そして、ワイナリーのマーケティング施策には、ワイナリーが栽培~醸造に掛ける熱意や想い、こだわりなどをユーザーに伝える必要があります。
それには、「ユーザーのファン化」というメリットがあります。
ワイナリー独自のストーリーを構築するポイントとしては以下の5つの項目があります。
・栽培土壌の特徴
・栽培ブドウの特徴
・醸造ワインの特徴
・ワインの格付けや品質
・ワイナリーや醸造者の想い
③ユーザーの消費志向を調査し、求められるワインをを作る必要も
上記のように、日本では「お酒離れ」が顕著になっています。
お酒を飲み始める若者やワイン愛飲者、ワインに興味ある人など様々なレベルがある中で、ワインニーズをいかに喚起するかが重要です。
その為には、ワインを取り巻くユーザーの趣向や意識などを調査し、商品開発に生かすことも必要になっていきます。
例えば、SDGsに関心を持ち、アルコール度数の高いお酒を避けるような若い世代は、ナチュラルワインやワインカクテルなどを好む傾向にもあります。
④ワインツーリズムやワイナリーツアーを通じたワイン体験を提供する
日本は、まだまだ世界のワイン製造各国と比較すると、ワインに対する認知が少ない国でもあります。
その為、フランスやスペインなど「ワイン×観光」を取り入れるワインツーリズムに力を入れることも重要です。
消費者が身近にワインを捉えられるよう、ワインの製造工程~ラベリング、販売などを体験できるようなワインツーリズムを実施することも重要にんるでしょう。
ワイナリーがFacebookを活用する意義
■SNS上に簡単に開設できるオンライン店舗(ワイナリー)
■ECやネット販売よりも顧客接点を持ちやすい
■ワインツーリズムやイベント実施が簡単に出来る
■訪日外国人へのアピールにも最適
①SNS上に簡単に開設できるオンライン店舗(ワイナリー)
Facebookには、Facebookページ(企業アカウント)というものがあり、そこからECサイトへの誘導や情報発信を簡単に行うことが可能です。
一方で、情報を常に更新し、情報が古いままの状態を無くすことが重要です。
配信のポイントとしては、週2~3回で、1日に何度も更新するということはNGです。
投稿内容を決めるコツは、次章でご紹介いたします!
参考:高畠ワイナリー
②ECやネット販売よりも顧客接点を持ちやすい
ECやネット販売に取り組むワイナリーが増加している一方で、販売して終わりというワイナリーも多いのではないでしょうか。
その点、Facebookは顔の見えるSNSの為、メルマガやレターなどよりもより親密に近く感じ、ファンが増える可能性があります。
③ワインツーリズムやイベント実施が簡単に出来る
Facebookは、簡単にイベントを作成することが可能です。
その為、ワインツーリズムやワイン体験会などを、低経費で集客することが可能です。
また、少額から始めることの出来るFacebook広告も配信可能で、顧客集客には初心者でも始めやすいツールとなっています。
④訪日外国人へのアピールにも最適
近年、アメリカでFacebookの利用者が減少しているニュースを耳にしますが、以前欧米各国ではFacebookから情報を得る人も多いのが現状です。
また、世界各国で多いInstagramもFacebookを運用しているMetaの傘下に入っており、Facebookを攻略することは世界へ日本ワインやワイナリーを伝えるものとして利用しない手はありません。
ワイナリーのFacebook活用方法5選
①「ユーザーがワインを消費する時点」を想像し、
愛着の湧くような動画でブランディングをする
Facebookを始め、SNSを運用する際のコツは、「消費者が共感出来るような内容・コンテンツ」を作成することです。
単に、キャンペーンや商品の告知をするだけでなく、ユーザーが求めるような内容を把握した上で、ワイナリーの共感出来るコンテンツを作成します。
例えば、ワイナリーの場合は、こだわりを持つ土壌や醸造方法、ラベルのデザインなど、特徴的な項目を動画やパッと見れるようなコンテンツで表示することが必要です。
②Facebook上でグループやコミュニティを作成し、ファン化やリピート化を図る
現代のマーケティング手法では、新規顧客を集めることに諸経費を費やすよりも、リピート化を図ることが利益や諸経費双方にメリットがあります。
例えば、ワイナリーはワインツアーや商品を購入していただいた方、口コミを残してくれた方などをグループに招待し、定期的に情報発信や繋がりを持つイベントなどを開催することが重要です。
参考:Facebook上でコミュニティを作る方法
③月5万円~FB広告を実施する
ほんの一つの提案ですが、上記のコミュニティ内でグループ参加者に対しキャンペーンを実施。
加えて、そのコミュニティに参加を促すFacebook広告を実施し、ユーザーの認知度増加と商品販売などに繋がるよう施策を打つのはいかがでしょうか?
また、Facebook広告は少額からも始められますが、月5万円程は必要です。
まずは、1日の予算を1500円から設定し、運用を始めてみるのも良いでしょう。
Facebookがコレで分かる!
Facebookを知るならコレ1冊!
おすすめの本です!
また、Facebook広告なら、こちらの本もオススメです!
Facebookの活用方法やFacebook広告の運用ノウハウなども追ってご紹介させていただきます!
引き続き、よろしくお願いいたします。
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