「マーケティング、出たよカタカナ単語!」
「マーケティングって泥臭いイメージしかない」
マーケティングに関して様々なイメージや意見があると思うですが、
インターネットやITを駆使したマーケティングを行う「デジタルマーケティング」についてご存じ?
今回は、以下の点について紹介します。
・ITを駆使した「デジタルマーケティング」について
・IT時代、消費者行動の変化について
デジタルマーケティングとは?
「デジタルマーケティング」という言葉ですが、実際はどんな意味なのでしょう?
「デジタルマーケティング」:
インターネットや電子デバイス、オンラインメディアプラットフォームなどを通し獲得した顧客情報をもとに、効率的に商品やサービスの開発・販促など、ビジネスマーケティングを行うこと
1人1台のスマートフォンやパソコンを持つ時代、人々は誰でも簡単に情報に触れることが出来るようになりました。それは、個人が積極的に情報を得る機会が増え、インターネットショッピングや口コミ評価のチェック、SNSでの商品検索など、店頭でただ商品を見て購入するだけでなく、デジタル技術を使用した個人の消費が多様化したことも意味しています。
このような時代に、インターネット広告やメール配信、SNSなどデジタル技術を活用した「デジタルマーケティング」が重要になっています。
また、デジタル上の膨大な消費者データの分析と活用がAIを使い行われ、顧客の本音や関心、消費行動を細かくチェックすることが可能になり、より効率的なマーケティングを行うことが出来ます。
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デジタルマーケティング|現代の消費行動におけるマーケティング
このようなIT時代の消費行動の変化に伴い、消費者の行動パターンは「AISAS理論」に変化しました。
「AISAS理論」とは、「Attention」「Interest」「Search」「Action」「Share」の頭文字を取ったもので、消費者の行動パターンを表しています。
消費者が商品を認知し(Attention)
関心を持った(Interest)後、
消費者は商品をインターネットや口コミでチェックや吟味し(Search)、
実際に商品購入後(Action)は、
その商品情報をSNSや口コミなどで共有する(Share)
このように、消費行動がリアルからデジタルへ移行する現代では、よりデジタルマーケティングの重要性が示されています。
インターネット上のデジタル広告やSNSマーケティング、スマートフォンの位置情報ビッグデータの活用、顧客の購入履歴のデジタル情報管理など、デジタル技術が関わるデジタルマーケティング分野は常に拡大を続けています。
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デジタルマーケティングの推進に向けて
株式会社電通デジタルは、約350社を対象に調査「日本のデジタルトランスフォーメーション及びデジタルマーケティングに関する実態調査(2017年度)」を実施しました。
・企業のIT化に対する取り組み割合:68%
・IT化の目標を達成した企業の割合:12%
調査結果(一部)からは、企業の68%近くがデジタルトランスフォーメーション(デジタル変革)やデジタルマーケティングの重要性を認識。
一方で実際に取り組みを行い目標とする実行完了まで達した企業が12%程という結果になりました。
また、調査では「今後1年間のマーケティングの主要課題」において、
・「顧客中心主義の推進」(83%)
・「マーケティングROIの改善」(76%)
・「データの更なる活用」(74%)
という結果になりました。今後マーケティングを行う上で、顧客の消費行動データやビッグデータを活用し、顧客の視点に立った効率的で且つ費用対効果の高いデジタルマーケティングを行っていく必要があります。
参考:株式会社電通デジタルNEWSRELEASE『日本のデジタルトランスフォーメーションおよびデジタルマーケティングに関する実態調査(2017年度)』
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