【観光士が教える】ワーケーションとは|観光地域を変えるワーケーションの効果やポイント【事例あり】

観光地域へのワーケーションとは
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「ワーケーションとは?」

「ワーケーションが観光地域に与える効果とは?」

「地域や企業もワーケーション制度を導入したいが、ポイントや事例は?」

今回は、「ワーケーション」を活用した観光地域づくりについて解説します。

コロナ禍のなか、急激に普及した「ワーケーション」とは一体何なのか、地域に与える効果や観光地域づくりのポイントを事例と共に解説します。

以下の点を解説!

・「ワーケーション」とは?

・「ワーケーション」を活用した観光地域づくりの効果やポイント

・「ワーケーション」を導入した観光事例

「ワーケーション」∼Work×Vacation∼

2020年、政府はコロナウィルスによるインバウンドやアウトバウンド関連の旅行/観光業界の影響を鑑みて、リゾート地や温泉地などで余暇を楽しみながら、遠隔地でテレワークを行う「ワーケーション」という新しい旅行スタイルと働き方を提言しました。

「ワーケーション」とは、

日常的な仕事や業務を行う勤務先や自宅とは異なる、非日常的な場所でテレワークなどを活用し、仕事と余暇を柔軟に行うこと

と定義することが出来ます。

主に、欧米のノマドワーカーやフリーランスなどを対象に「ワーケーション」という働き方が提唱されており、日本では企業の働き方改革として従業員に「ワーケーション」を推進し、自治体でも「ワーケーション」導入の動きが活発になっています。

関心高まる「ワーケーション」の実態調査

・60~70%は「ワーケーション」に興味・関心を持ち肯定的!

2020年の9月に株式会社日本旅行が行った「ワーケーション」に関する調査では、

ワーケーション制度に対して会社員の60%以上が興味・関心を示しており、

  • 「家族との時間やプライベートでの時間が確保される点」
  • 「リフレッシュ効果により生産性が向上し、ストレスが軽減する点」etc.

にメリットを感じる人が多いことが分かります。

「ワーケーション」の導入は可能か?

・「ワーケーション」という働き方は普及していかない:60.5%

株式会社NEXERの日本トレンドリサーチの「今後、『ワーケーション』という働き方は普及していくと思いますか?」というアンケートに対し、

「60%程の人が、『ワーケーション』は普及していかないと思う」

と回答しました。

  • 「休暇が結局仕事になってしまい、仕事も遊びも中途半端になってしまう」
  • 「どこまで勤怠をつけていいのかわからない」
  • 「回線トラブルやICT機器の不調が、、」
  • 「情報の漏洩が心配される」

といった懸念点や問題点が挙げられました。

上記の課題や不安に加えて、日本の労働環境も見ると、自営業は1割程度で他9割は被雇用者となっており、企業が早急にワーケーションを取り入れることは難しいと言えます。

一方で、DXやICTの社会普及に伴い、今後社会や企業の現状は急激に変化する可能性があります。

▼関連記事:デジタルトランスフォーメーションとは?観光業のDX▼

「ワーケーション」のメリットやポイントとは?

・場所を選ばない自由な働き方の推進

「ワーケーション」は、余暇を組み合わせたその柔軟な働き方が魅力とされ、残業や人材不足に悩む企業においては、遠方からストレスフリーに働く人材の確保とメリットがあります。

ただ、「ワーケーション」をいざ行おうと思っても、実際どこで仕事をすれば良いのか疑問に思うでしょう。

そのような時は、旅行先にある「コワーキングスペース」へ逃げ込みましょう。現在は、個人観光が主流になっていることもあり、「ワーケーション」においても、自由に旅行/観光し、業務スケジュールも自分で決めるというのが基本となるでしょう。

【注目】「コワーキング(Co-working)」とは?

「コワーキング」とは、フリーランスや起業家、在宅勤務や遠方勤務の会社員、及びノマドワーカー等、場所を選ばず仕事を行う人々のワークスタイルのことで、

「コワーキング」の場を提供する「コワーキングスペース」が注目されています。

・様々な人達とのネットワーク形成

「ワーケーション」と言っても、仕事と余暇を両立しなくてはいけない。

どっちも中途半端になる⁉

なら、「ワーケーション」制度自体を、地域の様々な人脈を築く機会や新たな発見を促す派遣制度などに代用することで、普段の業務とは異なる新たな業務や分野への研究機会となります。

様々なバックグランドを持つ地域の人が集まる「コワーキングスペース」で、仕事をしながら人脈構築を図りましょう!

・地域の交流促進、経済活性化

「ワーケーション」は、受入地域にもメリットを及ぼします。

地域施策の観点から考えたメリットで、「コワーキングスペース」を地域交流促進の場として、観光客だけでなく地域住民にも積極的に提供することで、ひいては地域の経済活性化に繋がる可能性があります。

「ワーケーション」を活用した観光事例

倉敷美観地区、おしゃれ古民家でワーケーション

株式会社有鄰が、岡山県倉敷市で運営する古民家ゲストハウス「有鄰庵」は2018年にリモートワーカーやノマドワーカーのための特別宿泊プランを始めました。

ここでは以前より「ワーケーション」を促進し、企業が施設滞在すると同時に企業ミーティング等の支援も行っていました。

プログラムでは、様々なバックグランドを持つ人々との交流会や倉敷市の観光施設でのリモートワーク等、いつもとは違う環境での業務で心も体もリフレッシュできます。

▼関連記事:空き家を活用した観光地域づくりとは?▼

山深い小さな村でリモートワーク「小管サテライトオフィス」

NPO法人多摩源流こすげと地域協力隊員の発案で、温泉施設である「小管の湯」の宿泊施設棟をワークスペース「小管村サテライトオフィス」として開設しました。

小管村は、移住人口比率が全国トップで東京からの距離もさほど遠くないことから、多くのIT系企業の人たちやフリーランス等がこの施設に集まっており、「ワーケーション」の受け入れを積極的に行っています。

豊かな自然と共にテレワークを実現「SALT」

株式会社スマートデザインアソシエーションが、福岡県で提供するコワーキングスペース「SALT」があります。

「SALT」には、海辺が近く豊富な自然環境もあることから、自然環境に触れリフレッシュしながら仕事をし、生産性とメンタルヘルスの向上を目的に多くの人が利用しています。

「ワーケーション」のように、リゾート旅行をしながら仕事をできるように、空き物件を改築した宿泊施設の案内・提供も行っています。

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