「ドローンを活用した観光コンテンツ作り?」
「誰でも、どこでも楽しめるドローン観光とは?」
「ドローンを使った観光プロモーションって?」
今回は、ドローン技術を活用した観光マーケティングおよび観光コンテンツの形成について紹介します。ドローン市場の調査やドローンを活用した観光事例について解説します!
以下の点を紹介!
・拡大するドローン市場調査
・ドローンを活用した観光事例
目次
国内のドローン市場規模とニーズ調査
・ドローン市場規模(国内/2016年):404億円
・2021年度のドローン市場規模予測:1676億円
株式会社MM総研は、国内企業に勤める19000人を対象に自社のドローン事業参画状況をヒアリングすることで、国内のドローン市場規模(2016年度見込み~2021年度予測)の調査結果を報告しました。
2016年度、国内のドローン市場規模は404億円となり、2021年度にかけて1676億円に達するという予測結果になりました。
また、ドローンを活用した事業として最も比率が大きかったのは、
「メディア・広告向けの空撮」:29.8%
「施設整備の保守・点検/測量」:12.6%
「警備システム」:11.9%
という結果になりました。
ドローンをどう活用していくか?
今後更なる事業拡大が期待される分野としては、
「メディア・広告向けの空撮」:81.3%。
「事故や災害等緊急時における危険個所の把握」:69.8%
「施設整備の保守・点検」:69.4%
となりました。
ドローンを活用した観光事例
「そらチケ」|ドローン技術を活用した地域創生事業
「そらチケ」は株式会社ドローンエモーションが提供するサービスで、地域の魅力的な絶景地とドローンユーザーをマッチングし、地域の魅力発信と共に人々にドローンを通じた旅を提供しています。
ドローン飛行には、地方条例や改正航空法等様々なルールが存在し、どこでドローンを飛ばして良いのか分からないといった課題や地域においてはもっとドローンを活用した観光・旅行を提供し魅力発信に活用したいというニーズがあります。
このような地域とユーザー双方のニーズをマッチングさせるサービスとして人気となっています。観光客がドローン動画を撮影し、SNSに投稿することで、より多くの観光客への周知に繋がることも期待されています。
「VR×ドローン」|「鎌倉空力車」で空のドローン旅を楽しもう
株式会社シアンと株式会社i-link-uが提供する、鎌倉の空を周遊できるVRドローンコンテンツとして「鎌倉空力車」があります。
今まで注目が薄かった観光地の空を観光資源として活用し、障がい者や高齢者、インバウンド観光客等誰でも楽しめるバリアフリー観光サービスとして、鎌倉の空から鎌倉を一望できるサービスを始めました。海外にいる日本に興味のある外国人層や普段なかなか外へ出ることの出来ない高齢者や障がい者がドローン動画を見て、少しでも旅行へ行った気分になることが期待されています。
参考:PRETIMES
▼関連記事:誰もが楽しめるユニバーサルツーリズムとは?バリアフリーと観光の形▼
「伊豆大島ジオパーク」|ドローン利活用への期待
伊豆大島では、国が定めるドローン飛行可能エリアが多いことから、アーティストのプロモーションビデオやドローン映像が作成されています。
一方で、ドローンを活用した観光客誘致のプロモーションやツアー企画が少ないことから、一般社団法人大島観光協会は、ドローンユーザーを対象に、モニターツアーやイベントを開催しています。
伊豆大島のドローン活用の観光PRと共に、ドローン利用体制の整備等を重点的に行う必要があるが、島内の観光資源としてドローン未経験者から高齢者、自然ツアーを楽しみたい人など更なる観光客の誘致が期待されています。
思い出作り(コト消費)としてのドローン観光
今後ドローンユーザーがドローン絶景地で撮影を行うツアー、ドローンを知らない人々にドローン映像サービスを提供する等、ドローンを活用したツーリズムが普及していくと考えられます。
このようなトレンドの中で、一般的なツアーや観光地周遊において、その旅程をドローン映像と共に思い出として残すという取り組みもツアーの付加価値として重要になってきます。
「DROSEE」|~旅先ドローン~で思い出づくり
株式会社スカイテクノクリエイションが提供するサービスで、旅先においてオリジナルのドローン映像を作成することが可能で、自らの旅の思い出として残すことが出来ます。
旅行中では見つけることが出来なかった景色を上空から発見したり、ドローンを使った空撮映像での結婚式映像、自分や家族だけのドローン映像を思い出として残すことが可能です。
まとめ:ドローン技術を活用した観光コンテンツ施策を!
今回は、「観光×ICT」をテーマに、「ドローン×観光」に焦点を当てて紹介しました。現在急激に伸びているドローン市場の拡大と共に、ドローン飛行の規制が緩和されることも期待されています。
ドローンを使った観光地プロモーションやツアー企画の醸成と共に、今ある観光ツアーの付加価値として、旅行客に最高のワンランク上の思い出としてドローン空撮映像を提供することも重要になってくるでしょう。