「日本ワインは何がおすすめ?」
今回は、近年世界的にも注目される「日本ワイン」についておすすめ10選を紹介します!
日本の気候ならではのブドウ品種かた作られる日本ワインとは
目次
- 1 そもそも「日本ワイン」とは?
- 2 「日本ワイン」を定義する国内ルール
- 3 気になる「日本ワイン」の生産地
- 4 おすすめの日本ワイン10選
- 4.1 日本ワイン①:ジャパンプレミアム甲州(サントリーホールディングス)
- 4.2 日本ワイン②:おたる ナイヤガラ(北海道ワイン)
- 4.3 日本ワイン③:シャトー酒折ワイナリー 甲州ドライ(木下インターナショナル)
- 4.4 日本ワイン④:登見の丘ワイナリー 登見の丘 赤(サントリーホールディングス)
- 4.5 日本ワイン⑤:塩尻メルロー(サントリーホールディングス)
- 4.6 日本ワイン⑥:ミュゼドゥヴァン 松本平ブラッククウィーン(アルプス)
- 4.7 日本ワイン⑦:マルスワイン 穂坂 マスカット・ベリーAコールド・マセレーション
- 4.8 日本ワイン⑧:岩の原ワイン 深雪花ロゼ(岩の原葡萄園)
- 4.9 日本ワイン⑨:マンズ 酵母の泡 甲州(キッコーマン食品株式会社)
- 4.10 日本ワイン⑩:氷果の雫 白 ナイヤガラ(林農園)
そもそも「日本ワイン」とは?
ワインと言ったら、フランスやイタリアあたりを思い浮かべると思いますが、日本ワインは近年世界的にも注目され、国際ワインコンクールで金賞を受賞する日本ワインも珍しくはなくなりました。
日本ワインは、他の外国ワインと比べ歴史が浅く、本格生産が始まったのは140年前の明治時代と言われています。
しかし、ここ数十年で海外へワイン修行をしていた方々が戻り、日本ワインの製造を始め、日本ワインをブランディングする動きも活発になっています。
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「日本ワイン」を定義する国内ルール
・定義:「日本産ブドウ100%のmade-in-Japanワイン」
2018年より、海外のワイン製造に追い付け追い越せで、「日本ワイン」を定義する国内基準がスタートしました。
と定義し、ラベルにも大きく「日本ワイン」と表示できるようになりました。
また、特定地域のブドウを85%以上使用した場合は、その地域の産地名をラベルに記載出来るようになりました。
また、日本ワインを製造するワイナリーの格付けも標準化されてきています。
日本ワイナリーアワード審議会が審査する、「日本ワイナリーアワード」は2018年から開始され、日本ワインの格付けが簡単に把握できるようになりました。
気になる「日本ワイン」の生産地
1北海道
北海道の余市町や空知町、富良野町、池田町などが主なワイン生産地。
北海道は、冷涼な気候から白ワインに適した風土であり、ドイツ系のブドウ品種が多く栽培されています。
2山形県
山形県の上山市や高富町∼天童市や大江町∼鶴岡市や庄内町など広くワイン生産地が広がっています。
フルーツが有名な山形県では、江戸時代からワインを作っていたという事実もあり、ワイン品種のデラウェアは日本一の栽培量を誇っています。
3長野県
長野県の塩原市は、長野ワインの発祥の地で、「メルロー」の産地として有名です。
また、千曲川上流の佐久市∼下流の中野市はワイナリーが多く、「シャルドネ」のワインが世界的に評価されています。
4山梨県
日本最大のワインの生産地で、白ワイン用のブドウ品種「甲州」は世界的にも有名。
勝沼地区を中心に、ワイナリーが多くあります。
5岩手県
岩手郡葛巻町や磐手町、盛岡市、柴波郡柴波町、花巻市を中心にワイン製造が盛んです。
東北という冷涼な地域からなる酸味やクリアな味わいが特徴で、山葡萄やリースリング・リオンなど、岩手ならではのブドウ品種もあります。
6新潟県
新潟県の上越市や南魚沼市、胎内市、新潟市を中心にワインの生産が広がっています。
新潟市の市街地には、「新潟ワインコースト」というワイン産地の集中エリアがあります。
おすすめの日本ワイン10選
日本ワイン①:ジャパンプレミアム甲州(サントリーホールディングス)
日本固有のブドウ品種「甲州」を使った白ワインで、「日本的なエレガントさ」は国内外で高く評価されています。
「甲州」は1000年以上の栽培の歴史を持つブドウで、
和柑橘を感じる華やかな香りに、ほのかな酸味でスッキリとした味わいが特徴的な日本ワインです。
日本ワインということもあり、刺身や焼魚、天ぷら等は特におすすめのマリアージュです。
日本ワイン②:おたる ナイヤガラ(北海道ワイン)
北海道産のワイン品種「ナイヤガラ」を使った甘口の日本ワインです。
日本国内で栽培されるブドウを100%使う「おたる醸造」ならではの製法で、ブドウ本来の味わいが凝縮されています。
マスカットのような華やかな香りで、フルーティな澄んだ甘口の味わいが特徴的な日本ワインです。
日本ワイン③:シャトー酒折ワイナリー 甲州ドライ(木下インターナショナル)
山梨県の酒折地区と穂坂地区で収穫される「甲州」を使った日本ワインで、2016年の伊勢志摩G7サミットで提供されるなど、国内外で評価されています。
地元栽培農家のブドウを使う地域に根付く日本ワインで、
柑橘類∼洋ナシ・リンゴとフルーティな香りで、スッキリした口当たりで程よい酸味と苦みのある辛口の日本ワインです。
日本ワイン④:登見の丘ワイナリー 登見の丘 赤(サントリーホールディングス)
2015年ヴィンテージがANA国際線ファーストクラスで提供される日本ワインの一つに選ばれた、山梨県で作られるミディアムボディの赤ワイン。
カシスやザクロのような黒系ベリーの濃縮された甘酸っぱい香りと樽熟成による香りのバランスが良いワインです。
全体的に甘味や酸味などは控えめで、ぶどう本来の凝縮された味を楽しめる日本ワインです。
日本ワイン⑤:塩尻メルロー(サントリーホールディングス)
凝縮されたブドウ品種「メルロー」を使った日本ワインで、ブルーベリーやカシスなどの黒系ベリーの華やかな香りとフルボディならではの力強い味わいがあります。
メルローの柔らかなタンニンや程よい余韻を感じられる日本ワインです。
日本ワイン⑥:ミュゼドゥヴァン 松本平ブラッククウィーン(アルプス)
長野県松本平で栽培されてきた黒ブドウ「ブラッククイーン」を使用した日本ワインです。
「ブラッククイーン」の濃縮された果実味と酸味が特徴的で、樽熟成の芳醇な香りと渋みのバランスが良い赤ワインです。
日本ワイン⑦:マルスワイン 穂坂 マスカット・ベリーAコールド・マセレーション
山梨県で生産されるブドウ品種「マスカット・ベリーA」を使った日本ワインです。
山梨県を代表するワイン醸造産地である韮崎市穂坂地区のブドウは、凝縮感が強く、ベリー系の甘い味わいと程よい酸味・渋みがバランスの良い日本ワインです。
日本ワイン⑧:岩の原ワイン 深雪花ロゼ(岩の原葡萄園)
新潟県にある「岩の原葡萄園」の辛口ロゼワインで、ブドウ品種は「マスカット・ベリーA」を使っています。
鮮やかなピンク色をしていて、イチゴやチェリーのような甘いベリー系の香りがする日本ワインです。冷やすとスッキリした後味になり、酸味と爽やかな味わいがバランスの良い日本ワインです。
日本ワイン⑨:マンズ 酵母の泡 甲州(キッコーマン食品株式会社)
2016年の伊勢志摩G7サミットで提供された中辛口のスパーリングワインです。
きめ細かい泡に淡いイエローの外観で、サッパリとした味わいや上品な香りは日本らしい美しさがあります。
日本ワイン⑩:氷果の雫 白 ナイヤガラ(林農園)
信州塩尻特産のブドウ品種「ナイヤガラ」を使った甘味が魅力のデザートワインです。
「ナイヤガラ」を完熟させたとろみのある甘味や華やかな香りは、誰でも楽しめる日本ワインです。