飲食業界に携わる者として、フードツーリズムのおすすめ本をご紹介いたします。
実際の所、フードツーリズムとは何なのか?そしてそれを知るキッカケになるお勧めの本を5つ紹介いたします。
目次
フードツーリズムとは?
そもそも、フードツーリズムとは何でしょうか?
フードツーリズム(Food Tourism)とは、
旅行や観光の目的地を選ぶ際に食事や食の体験を重視する旅行スタイルのことを指します。フードツーリズムでは、地域の伝統的な料理や珍しい食材、地元の食文化を探求し、それらを楽しむことが主な目的となります。
旅行先のレストランや屋台で現地の味を試したり、地元の食材や料理の作り方を学んだりすることが一般的です。フードツーリズムは食べ物を通じて文化や地域の特徴を体験することで、より深い旅の醍醐味を楽しむことができます。
フードツーリズム5選
フードツーリズムに関連するおすすめの本を5冊ご紹介します。
『ジロール採り フランス人の森の贈り物』
フランスのジロールキノコを追い求める採取者たちの物語で、自然と食の結びつきをテーマにしており、フードツーリズムの一環として自然と触れ合いながらグルメ体験を楽しむことの魅力を伝えています。
フランスの食文化を理解すると共に、食が地域に根差す背景を知ることが出来ます。
『新・京都のおばんざい散歩』
この本では、京都の伝統的なおばんざい(家庭料理)を紹介しています。
地元の人々の手によって作られた伝統的な料理を味わいながら、京都の風情を感じることができます。地域の食文化に触れながら、グルメツアーなどのフードツーリズムを楽しむ際の参考になるでしょう。
『モロッコの食卓』
この本は、モロッコの伝統的な料理と食文化に焦点を当てています。地中海料理とアフリカ料理の影響が混ざり合ったモロッコ料理の魅力を紹介しています。地域の食材やスパイスの使い方など、モロッコの食文化について詳しく知ることができます。
『タパス: スペインの食文化』
スペインのタパス(小皿料理)について詳しく解説しています。著者はスペイン各地を巡りながら、地域ごとのタパスのバリエーションや食べ方の習慣、文化的な背景などを紹介しています。読者はスペインの食文化を味わいながら、タパスを楽しむ際のエチケットや地域の特色を学ぶことができます。
『日本の酒蔵めぐり』
日本の酒造り文化に焦点を当てた書籍です。
著者の青木健一氏は、日本各地の酒蔵を訪れ、その歴史や酒造りの技術、地域の風土が醸成する地酒の魅力を紹介しています。
この本では、日本の酒造りの背景や工程について詳しく解説されています。さらに、各地域ごとの特産品や風土が酒の味わいにどのような影響を与えるのかも探求されています。地酒を飲むだけでなく、酒蔵見学や地域の食材とのマリアージュを楽しむことができる魅力的な旅行スポットも紹介されています。
この本を読むことで、日本の酒文化に触れ、地域ごとの酒造りの違いや個性を理解することができます。また、酒蔵めぐりを通じて地域の食文化や観光地も巡ることができます。フードツーリズムの一環として、日本の酒蔵めぐりを楽しむ際の参考となるでしょう。